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あこがれのエジプト文明 ラムセス大王展

あこがれのエジプト古代文明

先日東京の豊洲で行われているラムセス大王展に行ってきました。

今回の一連の写真はほとんどぶれています。ごめんなさい。

一度は見てみたいの一つにピラミッドがあります。そんなエジプト文明の予習として世界で巡回している展示を見ておきたかったのです。

開催の概要はホームページによると

主催:ラムセス大王展ファラオたちの黄金実行委員会/NEON JAPAN株式会社
後援:エジプトアラブ共和国大使館/東京都
特別協賛:株式会社ACN
協力:エジプト航空
会場:ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲)
住所:江東区豊洲6-4-25
本展はエジプト政府公認の展覧会。古代エジプト展として最⼤級の 展覧会であり、3000年以上前の古代エジプトのアーティファクツ・芸術品を、最⾼の状態に管理・保存しているエジプト考古最⾼評議会特別⽀援のもと約180点展⽰します。
と、なっています。

今回の展示は、既に世界4か国5都市を巡回、昨年フランス・パリで172日間82.5万人を動員する記録的なヒットを残しています。

期間が延長しました

当初は9月7日に終了予定でしたが、現在は1月4日まで鑑賞期間が延長されています。
9月7日までにどうにか日程を作って行こうとしていたのですが、行った日も大変に混んでいて、来年の1月4日まで延長することはまだまだ人気がある証拠です。

ゆっくり鑑賞できれば効果がある音声ガイド

チケットも力を入れて「VR・マルチメディア(音声)ガイド付き」を購入しました。ほとんど倍近い値段になります。「力を入れて」とあるように、エジプト文明の世界を少しでも触れようと思い切って購入しました。値段についてはどうかなと思いますが、VRは大変に楽しめました。音声ガイドは、混雑が一番の原因ですが、集中力が途切れ、ほとんど残らないもので、不要だったかなと思いました。電話型のタイプで充電量も心配しながらで、その影響もありました。自分の携帯でも利用可能でしたが、イヤホンを持っていくのを忘れ、専用機を借りました。またこのようなガイドに慣れていないのも原因の一つです。単純にここがすごいと説明であればわかりやすいのですが、時代状況、社会状況などの説明も加えられ、予備知識がほとんどない自分にとって価値を半減させてしまいました。もう少し予習が必要です。

ピラミッドよりも後の時代です

その一つに、ピラミッドとはまた別の時代のことなんだと後で知りました。ピラミッドの建造の期間とラムセス2世が生きた時代は全く別の時代になります。ラムセス2世に関連する現在の残っている遺跡は、見応えのあるのが3300年前に建造されたエジプト南部のアブシンベル神殿になります。ピラミッドはさらにラムセス2世の時代よりも1400年も前に建造されています。

混雑でちょっとがっかり

オープニングムービーが用意されていて、50人程度が案内されて、始まります。この時点で4回ぐらい待ちました。これで時間調整、人数調整を行っているようです。当初の展示最終日が近づいているのも原因です。延長のお知らせがもう少し早めに発表されれば、少しは余裕があったのにと後悔が残ります。夏休み期間であり、がっかりですが、あきらめるしかありません。

本当に人気のある展示会です

写真撮影は自由ですが、フラッシュはダメとのことです。人気の展示には多くの人が囲み、落ち着いてみる余裕はありませんでした。音声ガイドにはこの番号を聞いてとの札が掲示されているのですが、何度か見過ごしてしまいました。掲示の位置が悪く足元が多かったため、人により見えなかったようです。

入り込むにはもう少し余裕が欲しかったです

また作品を撮りましたが、その名前や説明文まで撮っている余裕がないぐらいの混み具合でした。これは作品に没頭した方が賢明かなと判断しました。

メインの作品はどこにあった、どんな点に感動すればよかったのかと色々感じた点があります。装飾品は大変にわかりやすく、この時代にここまで作っていたことに感動しました。しかし3000年以上前の権力者にはこれだけの世界観を作ったことに、王としての存在感はどれだけすごかったことか、なかなか理解に及ばないのも事実です。

ラムセス2世のお墓は墓泥棒たちによって何も残ってないようです。これは仕方がありません。どの時代にも夢やロマンよりはお金の方が大事な人は大勢います。

VRも見ました。人気の没入型VRで、ラムセス大王とその妻ネフェルタリと出会える『オシリスへの旅』と題したいものです。ラムセス2世が建てたもっとも壮大な遺跡、アブ・シンベル神殿とネフェルタリ王妃の墓にスポットを当てた、没入型VR体験が楽しめました。

約4時間の時間を使い、鑑賞しました。途中で座る場所があれば、と思うぐらい熱中しました。

動物の彫刻の展示もありました。動物も神の一つになっており、ワニなど多くの動物の当時の彫刻です。

古代エジプト文明では、肉体が保存されていれば、魂も永遠に存在できると信じられていたようです。カ(Ka)の概念だそうです。難しいのでここでは割愛します。

ラムセス2世とは

ラムセス2世のことも紹介しておきます。

観光で有名な多くの建造物を建設

ラムセス2世(在位:紀元前1279年〜紀元前1213年)は、古代エジプト第19王朝のファラオであり、最も偉大な王の一人とされています。彼は「偉大なる建設者」とも呼ばれ、多くの神殿や記念碑を建設しました。特に有名なのは、アブ・シンベル神殿の他に、ルクソール神殿、カルナック神殿の拡張などです。

世界最古の平和条約を結んでいる

若くして王位に就き、約66年間という非常に長い期間エジプトを統治しました。彼の治世は、エジプトの繁栄と安定の時代とされ、数多くの戦争や外交交渉を行いました。特に有名なのは、ヒッタイト帝国とのカデシュの戦いです。この戦いの後、世界最古の平和条約の一つとされる「カデシュ条約」を結んでます。

VRに登場した王妃ネフェルタリ

また多くの妻と子供を持ちましたが、特に有名なのは王妃ネフェルタリです。彼女のために壮麗な墓(ネフェルタリ王妃の墓)を造営したことでも知られています。VRで見たシーンです。ラムセス2世自身も、巨大な像やレリーフに自らの姿を数多く残し、神格化された王として人々に崇拝されました。

ラムセス2世の遺した建造物やミイラは、現代でも多くの人々を魅了し続けています。彼のミイラは現在、カイロのエジプト博物館に安置されています。彼の治世は、古代エジプトの黄金時代の象徴です。

夢は広がります

いつか行ってみたいエジプト、ピラミッド、アブ・シンベル神殿、カイロのエジプト博物館に、そしてもっと知りたい歴史をと、そんな思いになった展示でした。ナイル川のクルーズ船に乗って優雅に。

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